2017年日本公開映画ベスト10その他もろもろ
ツイッターでつぶやいた通り、2017年日本公開映画ベスト10を書きました。
日本公開映画ということで、邦画はありません。基本的に観ないので…2017年日本公開なので、外国では去年公開されている作品もあります。
あと、今年観てものすごく好きだった映画を2作品、Netflixオリジナルドラマですごく好きな2作品も書きました。
全作品、予告動画のリンクを貼っていますのでどうぞ。
2017年日本公開映画ベスト10
※1 個人的なランキングです、また、筆者が「ホラー・SF(特にエイリアンもの)・恋愛(特に悲恋もの)・戦争」ジャンルが苦手なのでその辺りのジャンルのものはほぼ入っていません(例外作品あり)。サスペンス系のジャンルを好んで観ているので、「怖いのが無理」というのはイコール超常現象的な、幽霊とか、そういうのが無理ってことだと思っていただけると分かりやすいかと…サイコパス・シリアルキラーとかは大丈夫です。
※2 感想などはあくまで個人的主観に基づくものです。
それぞれポスター画像・公式サイトURL・予告動画URLを着けています。
気になったら観てください~
ちなみに、タイトルの横に原題も書いています。邦題と結構違うものがあり、原題も知ってほしいなと思って書きました。
10.ナイスガイズ!
示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)と冴えない飲んだくれの探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)がひとりの女性がきっかけで国家の陰謀に巻き込まれる…というストーリー。
主演のライアン・ゴズリングといえば、今年は「ララランド」「ブレードランナー2049」などでよく観る機会があったかと思いますが(ララランドでは2016年度ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞してますし)、今年日本公開ごずりん作品の中で一番好きなのが「ナイスガイズ!」です。ピアノを格好良く弾きこなすセブ、虚無の瞳を携えて雨に打たれるK、ごずりんは本当に素晴らしい役者だなと思うんですが、個人的にこの情けないマーチの役、最高に好きです。酒浸りのダメダメな探偵、娘の方がしっかりしてる…ダメな人の役をやらせても最高なごずりん。必見なのは途中でめちゃくちゃいい悲鳴をあげるシーンです、できたら字幕で観てほしい。ごずりんの悲鳴最高です。(悲鳴推し)
ストーリー自体は複雑でないし、けっこう何も考えずに観れます。ラッセル・クロウ演じるヒーリーとのコンビもいい。そしてこれは押さえておきたい、わたしが大好きなマット・ボマーが悪役で出演しています…黒い皮手袋ぎゅっとして無表情で銃を乱射するのが最高にクールです。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』予告編 - YouTube
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品、リミックスとついていますが原題はvol.2です。前作で銀河の危機を救ったGotG一行、ひょんなことからクィルの父親が現れ、彼の星を訪れるが…というストーリー。
一作目は種族も育った環境も何もかもが違う奴らがなんだかんだ集まって銀河の危機を救い、家族になる物語かな、と思うんですが、今作は「家族とは血のつながりではない」ということが何よりも心に残りました。そういうのに弱い、というのもランクインした理由の一つです。今作はクィル(クリス・プラット)と父親との関係、そして彼を育てたヨンドゥ(マイケル・ルーカー)との関係が描かれます。めちゃくちゃ泣きました、誕生日にもう一回観ました。
そして何よりも音楽が印象に残る映画だと思います。ガン監督のチョイスが素晴らしい。
来年公開予定の「アベンジャーズ・インフィニティー・ウォー」に参加するGotGなんですが、このシリーズ単体で観れます。ロケットとちびグルートのコンビ大好き。
8.ゲット・アウト
映画『ゲット・アウト』公式サイト 10.27(金) TOHOシネマズ シャンテ他、全国ロードショー!
年内ラスト映画館鑑賞の作品です。黒人写真家のクリス(ダニエル・カルーニャ)が、恋人であるローズ(アリソン・ウィリアムズ)の家を訪れる、そこは何かがおかしい…恋人家族は白人、使用人は黒人…ちょっとホラーぽいかな?スリラーかな?とびくびくしながら観たんですが、ストーリーがめちゃくちゃ面白かったですね…ネタバレなので書きませんけど、予告編とか冒頭で感じる単純な「人種差別」では終わらなかったです。観終わった後他の人の感想とか考察とか読むと細かい着眼点に唸ってしまいました、もう一回観直したい…冒頭で流れる「run rabbit run」という曲、めっちゃ不穏なんですけど、聴いたことあるなと思ったら「ミスペレグリンと奇妙な子供たち」で流れていました、怖い曲です。
ちなみに、ホラーって感じではないです。怖いの無理な人でもたぶん観れます。わたしの基準だとホラーではない…
7.メッセージ(原題:Arrival)
映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
劇場で見逃し、今年のベストを決める前にいくつか追加で観ようと思って観てどんぴしゃで良かったのでランクインしました…SFで未知の生命体と聞いて避けた典型です。勿体ないことした…というくらい、スクリーンで観たかったです…
突如世界12か所に現れた謎の飛行物体、彼らが地球に来た目的を探るため、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムズ)は飛行物体の中に入り、彼らとコンタクトを取り、彼らの言語を理解しようとする…
ヴィルヌーヴ監督といえば今年は「ブレードランナー2049」ですが(メッセージは本国では2016年公開・前回のアカデミー賞音響編集賞を受賞し、他計8部門ノミネートしています)、彼の作品はこの2本しかまだ観たことないですけど、どちらも映像がめちゃくちゃ美しいし、音楽がものすごくいいです…「メッセージ」はヨハン・ヨハンソン、「ブレードランナー2049」はハンス・ツィマーなんですけどすごくよかった。
ストーリーや展開、複線などが完全にドンピシャでした、終盤に差し掛かるまでルイーズが見る特定の記憶が何を意味してるのか全然分からなかったんですけど、うわあ、って思いました。エイミー・アダムズがとにかくよくて、あの儚げで繊細そうな印象と芯の強さが同居してる彼女の演じる人間がほんとに好きですね。ランクインしなかった「ノクターナル・アニマルズ」でもすごく良かったです。原作があるので読みたいと思います。
6.ムーンライト
アカデミー賞作品賞受賞『ムーンライト』予告編 - YouTube
2016年度アカデミー賞作品賞を受賞した作品なのでご存知の方けっこういるんじゃないかな。この作品に出会えて本当によかった、と思う、一生ものの映画のひとつです。
なんて美しい肌の色なんだろう、青と、月の光に照らされて光る黒い肌、涙が出るほど美しかったです。
物語は、ひとりの幼年期・少年期・青年期が描かれています。母親との関係・自分を気にかけ、見守ってくれる男性・惹かれる相手…自分と相手との向き合い方がとても丁寧に優しく描かれています。
主人公シャイロンを見守るフアンを演じたマハーシャラ・アリがとても素晴らしかった。すごく好きな役者のひとりです。シャイロンから質問されて、子ども扱いせずに誠実に答えるシーンがあって、そこにはものすごく救われました。
この作品は「黒人・同性愛」という点で注目されるところも多いのですが、わたしにとって「人種も性別もなく、自分が向き合う相手への愛」というものを考えさせてくれた作品だと思っています。今年のはじめの方に観たので、そういうことを考えるきっかけにもなってくれたし、許してもらったような作品でもありました。
5.雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(原題:Demolition)
映画『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』公式サイト | 2017年9月22日 Blu-ray&DVD リリース
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』予告 - YouTube
原題は「破壊」という意味の単語一つなんですけど、邦題はちょっと詩的ですね。最後まで観れば、どこから現れた言葉なのかわかります。
主演を務めたジェイク・ギレンホールが大好きなんですが、わたしが思う彼の素晴らしいところって、狂気じみた演技がずば抜けて似合うっていうところなんです。「ナイトクローラー」での怪演ぷりを観てほしい…今回は妻を突然亡くしたのにまったく悲しい気持ちが湧いてこない男の役。義父からの助言で始めた物を解体する行為が次第にエスカレートしていくんですけど、頂点に達したシーンがすごく良かったですね…
「近しい人を喪う」という経験をしたとき、それに対する感情の表し方や対処法は人それぞれで、泣く人もいれば、淡々と日々の生活に戻る人もいる。自分の中の気持ちと向き合うというのはなかなか複雑だなと改めて思わされた作品でした。
ばばん!トップ4作品は順位がなかなか決められなかったけど固定でした。
映画『ベイビー・ドライバー』 | オフィシャルサイト| ブルーレイ&DVD&ULTRA HD発売
幼いころの事故が原因の耳鳴りをかき消すために常にイヤホンで音楽を聴いているベイビー(アンセル・エルゴート)。仕事は天才的ドライブテクニックを駆使する「逃がし屋」。ある日行きつけのダイナーでひとりの女性と出会い、仕事から足を洗おうとするが…というストーリー。
この作品はけっこういろんな人に勧めましたね、、
この作品でエドガー・ライト監督を知って、他の人から「ホット・ファズ」勧められて観ましたけど面白い作品ばっかり…
GotG2もそうですけど、この作品も音楽の使い方とチョイスが最高すぎる!流れる曲だけでなく、生活音や雑踏の音、ワイパーの音、ひとつひとつが音楽になる演出が素晴らしいです。言葉で説明するの難しいので、冒頭6分のカーチェイス映像観てみてください。公式公開されてるんで…太っ腹…カーチェイスもすごいんで…
主演のアンセル・エルゴートくんはこの作品でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされています、楽しみ…そしてジョン・ハムがイケオジすぎるな…
映画『ベイビー・ドライバー』冒頭6分カーチェイス - YouTube
3.ダンケルク
映画『ダンケルク』本予告【HD】2017年9月9日(土)公開 - YouTube
映画『ダンケルク』特別映像(ノーラン監督編)【HD】2017年9月9日(土)公開 - YouTube
ダンケルクはたぶんけっこううるさくツイートしてたので1番だと思いました?違います…笑 ただ、今年最も観た作品です。映画館で何回観た?なんて聞かないでほしい。ちなみにこれを書いている今もDVD流してます。公開から3か月、もうDVDレンタルできますよ。
1940年第二次世界大戦中、フランスのダンケルク港に追い詰められたイギリス兵40万人を本国へ撤退させる、という実際にあった史実をもとにした映画です。日本人にはいまいちピンとこない史実ではあるので、公式HPの「3分でわかる」動画見てから観ることを勧めます。
陸の1週間・海の1日・空の1時間と3つの視点が交互に描かれ、物語は進んでいきます。この映画、台詞がほとんどありません。ぜんぜんしゃべらない。登場人物たちの背景や詳しいことはほとんど語られないままです。役によっては本編で名前が出てこなかったり、下手すると名前すらなかったり。なので、けっこう「登場人物に感情移入できない」とか「わかりにくい」といった感想を見ました。
わたしは、こういう映画が好きなのでとてもどんぴしゃだったんですけど、台詞が少ない分、表情の機微やふとした仕草からいろんな感情を読み取ってました。観る人によって感じ方が違う、想像の余地がある、、「ダンケルク」が好きな理由のひとつです。
役者も、今作でスクリーンデビューの若手から重鎮俳優まで、演技派ぞろいでした。役者の話を始めると長いので割愛します…瞳の逡巡だけで葛藤を表現していたトム・ハーディー凄まじかったですね…あとキリアン・マーフィーは2か所で登場するんですけど同一人物に見えないです。
「ダンケルク」のファーストルックでトミー役のフィン・ホワイトヘッドを見た時からこの映画は絶対に観ようと思っていました。それは彼の容姿がどうこう、ではなく、「何者でもないひとりの若い兵士」として自然に映っていて、それにすごく惹かれたからです。どんな風に演じるのか気になる、と思ったのがきっかけです。彼は今作でスクリーンデビューなんですが、ラストの彼の演技がアドリブだったと知って震えました。あのカットがなければ、たぶん何度も観れなかったと思います。
戦争映画を観ない理由はいろいろありますが(自己犠牲を美しく描かれることが苦手だとか、戦争を美化するような描写があると嫌だとか)、この作品は敵を攻撃して勝利を得るものではなく、ひたすらに「生きて国に帰る」ことを描いているから観れたんだなと思っています。
余談ですが、ノーラン監督はなるべくCG使わない主義ということで、特典映像に「いかに実写にこだわったか、そしてそれを再現するスタッフの取り組み」が100分にわたって収録されており、舌を巻きました。公式HPにその模様が少し見れるリンクがあるので見てみてください。ぜったいCGだと思っていたシーンが実写でした。ノーラン作品、まだダークナイトシリーズしか観てなくて…「インセプション」年内に観たい…
2.20th Century Women
『20センチュリー・ウーマン』本予告 6/3(土)公開 - YouTube
エル・ファニング目当てで観たんですがもう本当素晴らしい作品でした。主要キャスト全員最高でしたね…思春期の少年を母親・同居している女性・幼馴染がそれぞれ見守っていく話なんですけど、3人の女性の眩しさと美しさ、少しのいびつさにときめきました。そして息子のジェイミーを演じたルーカス・ジェイド・ズマンくんの瑞々しさ。まばゆい映画でした。
異性の恋人ができたらこの映画を見せます。友人の恋人たちにも見せたい。その理由はぜひ観て知ってほしいです。
1.人生はシネマティック!(原題:The Finest)
映画『人生はシネマティック!』11.11(土)公開 - YouTube
2位とひたすら迷いましたが、映画を観たあとの多幸感で選びました。最高の作品です。
3位の「ダンケルク」観てからこれ観るとよりわかりやすくて面白いと思います。撤退作戦を映画にするお話。映画を作るってこんな感じなのか!脚本ってこんな風に書いていくのか!という面白さもあります。ジェマ・アータートン演じるカテリンがすごく格好いい。女だからって屈しないぞ、という彼女の芯の強さ・気骨。一緒に仕事をするサム・クラフリン演じるバックリーとのコンビがだんだん息ぴったりになっていくのも面白い。余談ですがサム・クラフリン、「ライオット・クラブ」でアリステアという超嫌な役やってたんですけど今回めちゃくちゃハンサムな(中身が)役で最初同一人物だと思わなかったです…
大好きなビル・ナイも出演しています、彼が歌うシーンは泣いちゃう。ビル・ナイほんとに素晴らしい役者なのです~大好きだ。
この映画は、ひとつの作品を大勢で作っていくことの難しさ・楽しさを感じられます。戦時下なので胸を抑えるシーンも多々あります、でもラストシーン、映画館で映画を観る人たちの表情に震えるほど泣きました。一人の女性がそこでこぼす台詞が、1940年代を舞台にした作品の中で聞けると思わず、不意打ちでまたぼたぼた泣きました…
映画が好きな人には観てほしいなって心から思う作品でした。いい映画と出会った。
と、いう感じで2017年日本公開映画ベスト10でした。
時間があれば、トップ10には入らなかったけど、今年観た映画で良かったやつをまとめます。来年楽しみにしている映画も。(楽しくなってきた)
もうひとつ、今年観た中でものすごくよかったな・これからも折に触れて観返したいなと思う映画をふたつ挙げておきます。
「パレードへようこそ(原題:PRIDE)」
これは本当に本当に、人生においてのベスト映画のひとつといっても過言じゃないです…1980年代、イギリスで炭鉱労働者たちが起こしたストライキをレズビアン・ゲイ団体が支援した実話をもとに作られた映画です。支援を受けることになった町の住人は、LG団体のメンバーと少しずつ打ち解けていき…というお話です。
この映画、めっちゃくちゃ好きで、全体を通しても何回も観たし、すごく好きなシーンがあって、そこだけ何度も観て泣いたりするくらいなんです。中盤、町のみんなで「Bread and Roses」という歌を歌うシーン、あと、クリフ(ビル・ナイ)がヘフィナ(イメルダ・スタウントン)にひとつの告白をするシーン…挙げるとキリがないですが、特にそのシーンが好きですね…
当時は今よりももっと同性愛に対する風当たりは強く、ブロムリー(ジョージ・マッケイ)は家族に自分がゲイだということを秘密にしているし、ゲシン(アンドリュー・スコット)も故郷の母に受け入れてもらえなかったり、それぞれ個人的な葛藤も描かれています。
ストーリーも最高だし、キャストがまた素晴らしくて…ビル・ナイ、アンドリュー・スコット、パディ・コンシダイン、フレディ・フォックスなどなどわたしが好きな役者だらけということも理由のひとつです。笑 本当に最高の映画なのでぜひ。DVDもありますし、Netflixにもあります。
「ぼくたちのチーム(原題:Handsome Devil)」
'Handsome Devil' Official Trailer (2016) - YouTube
これはNetflixでしか今のところ観れない作品です。残念。
伝統を重んじる男子校が舞台、はみ出し者のネッド(フィオン・オシェイ)はある日転校してきたラグビースター選手のコナー(ニコラス・ガリツィン)と相部屋に。ふたりは次第に距離を縮めていくが…というお話。
ネッドとコナーが少しずつ友達になっていくところや、ふたりを何かと見守ってくれる国語教師シェリー(アンドリュー・スコット)、辛いシーンも多々ありはしますが、気持ちのいい映画でした。うまく説明できないので気になる人はぜひ観てほしい。わたしがよく言う「性別に依拠する"らしさ"」というものについて考えさせてくれる映画だったと思っています。
余談ですがわたしが好きだなって思うこの2つのどちらにもアンドリュー・スコットがいることに気づきました?笑 彼はアイルランド出身の俳優で、日本では現代版「SHERLOCK」のジム・モリアーティ役で有名です。舞台での活躍がすごくて、ローレンス・オリヴィエ賞で過去2度の受賞歴があります。気になる人はシャーロックも観てください。面白いよ!大好きなドラマです。今映画館で上映されている「否定と肯定(原題:Denial)にも出演しています。
最後に、Netflixで観た今年公開のドラマでめっちゃ面白かった二作品も載せますね、楽しくなってきた!
「ストレンジャー・シングス」
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』予告編 - Netflix [HD] - YouTube
シーズン1が公開されたのは去年ですが、10月にシーズン2が公開されました。わたし、エイリアンが出てくるやつは無理って言ってましたけど、これは大丈夫な範囲でした。めちゃくちゃ面白いです。
仲良し4人組のうちのひとり、ウィル(ノア・シュナップ)が遊んだ帰り道に行方不明となるところから物語ははじまり、ウィルの家族、友達、警察が必死に探します。町にある謎の研究所、どこからともなく現れた謎の少女、色んな謎が重なりテンポよく進んでいきます。とにかく主要キャストの子どもたちがとってもいい!ストーリーも緻密で面白かったし、話数もそんなに多くなくて気づいたら最後まで観てました。笑 シーズン3もあるみたいなので楽しみです。
「ダーク」
ドイツ発のNetflixオリジナルドラマ『ダーク』予告編 - YouTube
こちらはドイツ発のドラマ。
2019年ドイツのとある町で子供が行方不明になる点など、「ストレンジャーシングス」と似てるのかな?と思いきや、こちらはエイリアン・ホラー系ではなく、SFという感じですね。ちょっと不穏な空気はありますけど、舞台が「森・森・雨・雨」がほとんどなので余計そう見えるのかも…
主人公のヨナス(ルイス・ホフマン)の父親が自殺するところから物語は始まり、そこから4家族3世代の秘密が少しずつ明らかになっていきます。とにかく登場人物が多いうえに名前が覚えにくいので、メモを取りながら観ましたが、こちらも話数が少なくどんどん複雑になるので気づいたら最終話観てました…先日シーズン製作が発表されました。続きめっちゃ気になります…
というわけで、こんな長い投稿を最後まで読んでいただいてありがとうございました!
「ひかりをすくうvol.5」出演者紹介
「ひかりをすくうvol.5」の最後の解禁をしました。
それに伴って紹介文も書きましたので読んでもらえたら嬉しいです。
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2017.10.28.(sat)
ひかりをすくうvol.5 at 北堀江club vijon
ソラミズツキヒ「遠いこの街で/春の幻」レコ発大阪編
北堀江club vijon 15周年
ソラミズツキヒ(レコ発)
YMB
芝岡翔梧
ミヤザキナツキ(砂場)
Perfect Blue Umbrella
FOOD:もっさんcafe
SHOP:HOLIDAY!RECORDS
open/start 17:30/18:00
ticket:¥2,300 + 1D
遠征割¥1,000(要片道¥1,500以上の証明書)
学生割¥500(要学生証)
両割引制度は併用可
来場者特典:無料配布コンピレーション
【タイムテーブル】
①18:00~18:35 芝岡翔梧
②18:50~19:25 YMB
③19:40~20:15 ミヤザキナツキ(砂場)
④20:30~21:05 Perfect Blue Umbrella
⑤21:20~21:55 ソラミズツキヒ
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【割引について】
今回も遠征割と学生割があります。上記にあるように各証明書を受付で必ず提示してください。併用できます、すると800円で入れます。
【出演者紹介】
①芝岡翔梧 18:00~18:35
芝岡くんの声はとても艶があります。この色気たっぷりな声色、ぜひ生で聴いてほしいなと思います。声だけでなく、楽曲も歌詞もとても魅力的です。どことなく寂しげな景色が見える彼の曲を聴いていると、寂しい気持ちにそっと寄り添ってもらえてほっとします。
普段はSSWとして活動していますが、サポートメンバーを迎えてバンド形態でも活動しています。どちらのライブも拝見しましたがどちらもめちゃいいです。今回はSSWとして出演していただきますので、機会があればぜひバンド形式も観てほしいです。
②YMB 18:50~19:25
6月の「雨の日も、晴れた日も」にも出演していただきました。
YMBの曲たちは素朴だったり、なんとなくわくわくする曲だったり、切ない気持ちになったりと、色んな表情をもっています。彼らの音楽を聴きながら旅に出たくなる、例えば、車窓から流れる景色を見つめる時の何とも言えない心の弾みや切なさ、知らない街の風の匂い、それを感じる時に聴いていたいと思うんです。
ライブも、彼らの人柄がそのまま出ている、あったかくて幸せな気持ちになるライブです。
③ミヤザキナツキ(砂場) 19:40~20:15
砂場との出会いは東京での「たからものさがしフェス」(ゆっちさんが主催しているイベントです)で観たことでした。聴く人を一瞬で惹きつけるような、まっすぐさと真摯さのあるライブでした。今回はナツキさんの弾き語りで出演していただきます。わたしは、バンドとの共演の中でも同等の存在感を放つSSWやバンドボーカルの弾き語りが好きなんですが、ナツキさんはまさにそれだと思います。
④Perfect Blue Umbrella 20:30~21:05
大阪を中心に活動しているPerfect Blue Umbrella、先日のライブから新しい音源をリリースしています。名前からもイメージできる「青」色を感じさせる曲が印象的です。
⑤ソラミズツキヒ 21:20~21:55
「ひかりをすくうvol.2」に出演していただいて以来の出演です。この日は「遠いこの街で/春の幻」レコ発大阪編にもなります。東京に上京して、新メンバーが加入して、一年経ちました。この前にも「キッチン」をリリースしましたが、今回の2曲はキッチンの時以上にぎゅっと「今のソラミズツキヒ」が詰まっていると思います。
彼らの音楽はいつもきらめいていて、それでいて優しい。上京する前から彼らのライブを観ていたので、正直、新体制を初めて観るときは不安でした。でも、「ソラミズツキヒ」のきらめきと優しさは変わらずに、よりパワーアップしていました。今のソラミズツキヒと一緒にやれることを、本当に心から嬉しく思います。
FOOD:もっさんcafe
関西のイベントでフード出店をされているもっさんにフードを出していただきます。
美味しいごはんは人を幸せにしてくれますよね、もっさんはそのごはんを作っているもっさん自身も人を幸せにしてくれる素敵な人です。大事な日にもっさんにごはんを出してもらえて本当に嬉しいです。
ごはんとお菓子を出してもらう予定です、お楽しみに!
SHOP:HOLIDAY!RECORDS
webでの音源販売、関西のみならずあちこちのライブイベントでの出店、自身でイベント主催、HMVでの委託販売などなど、、ホリデイさんの活躍はめざましく、お忙しい中「ひかりをすくう」にも出店していただきます。本当に嬉しいです。ホリデイさんは自分がセレクトした「いい音楽」を取り扱かわれています、そういうところも信頼できます。
ホリデイさんのおかげで何度も素晴らしい音楽と出会えました。今回出演してくれるYMBもそうですし、なかなかライブへ行けないような遠方在住のバンドの音源を取り扱ってくれるので、本当に感謝しています。
わたしが「ひかりをすくう」というイベントに込めている想いのひとつに、「誰かと誰かを繋ぐ一端となる機会を作りたい」というものがあって、関西圏外のバンドが関西のライブハウスやお客さんと出会うきっかけにできたらと思ってブッキングしています。なので、ホリデイさんがきっかけで新しい出会いがあったら嬉しいな、と思っています。
アートワーク:オノアサミ
今回のフライヤーイラストデザインはオノアサミさんです。
今回もかわいい!わたしの希望とイベントの意図を汲んでくれました、いつもありがとう。
今回の絵のことで少しだけわたしから説明したいことがあります。今まで自分が描いたもの/描いてもらったものはすべて、「女の子」がメインでした。今回は「中性的なひと」をリクエストしました。抽象的なことなので上手く説明できないかもしれませんが、イベントは出演してくれるアーティストと来てくれるお客様のための日です。自分を男性だという人もいれば女性だという人もいるし、どちらでもない人もいると思います。性別ついての意見をここで書くつもりはありませんが、この日vijonにいてくれる人誰にとっても「いてよかった日」になってほしいという願いを込めています。
【来場者特典の無料配布コンピについて】
今回は来場者限定の特典があります。
「ひかりをすくう」は今回で5回目を迎えます。そして10月は会場となるvijonの15周年月でもあります。
ひかりをすくうだけでなく、てんとせん・共催・出張CD企画も含めてこれまでイベントを続けてこられたのは、携わってくださったアーティストの皆様、そして来てくださったお客様のおかげだと思っています。
節目となる今回に、そういった皆様への感謝の気持ちと、いつも協力してくれるvijonの15周年のお祝いの気持ちを込めて、無料配布コンピを企画しました。
携わってくださったすべてのアーティストに声をかけることはできませんでしたが、これがわたしの感謝の気持ちの形です。このコンピが新しい出会いのきっかけになればと思っています。
参加してくれたのは今までのイベントに出演してくれたアーティストの中から12組です。
簡単に紹介をします。
Anger Jully The Sun / youth
水槽のクジラレコ発「なまえのない海」に出演してくれました。札幌から何度も関西に来てくれている彼ら、今年の「見放題2017」に急きょ出演決定したことで知っている方もいるのでは。まっすぐ聴いている人の心に届けてくる彼らの代表曲「youth」で参加してくれています。
airlie / 秘密
「てんとせん」vol.1とvol.3に出演してくれました。1回目では彼女が歌う後ろでわたしがライブペイントをしました。彼女の歌は心の奥で目を背けたいと思う気持ちをさらけ出して歌ってくれているみたいです。今の彼女がよく伝わる一曲である「秘密」で参加してくれています。
O4 / December
「ひかりをすくうvol.3」とBlueglueレコ発「雨の日も、晴れた日も」に出演してくれました。真っ白な雪の景色にそっと足跡をつけていくような美しさの音楽です。彼らのライブは本当に最高なので機会があったら観てください…!これからの季節にぴったりな「December」で参加してくれています。
GOOD BYE APRIL / 明日はきっと少しだけ
「ひかりをすくうvol.4」に出演してくれました。ボーカル倉品くんは弾き語りで「てんとせんvol.3」にも出演してくれています。エイプリルの音楽は聴く人の年代を問わず、暮らしに寄り添ってくれる最高のポップスです。今年の春にホールワンマンをソールドアウトさせ、この12月にも2デイズワンマンを控えています。春にリリースしたミニアルバム「FLASH」より「明日はきっと少しだけ」で参加してくれています。
the sea falls asleep / 彗星
「てんとせんvol.2」に出演してくれました。ボーカル工藤くんは弾き語りで「てんとせんvol.3」にも出演してくれています。Anyより改名、メンバー脱退を経てリリースした「before the moment's gone」より「彗星」で参加してくれています。今の彼らはサポートメンバーも加えて様々な色を見せてくれます。Anyの頃からずっと大切にしてきた彼らの美しさを携えたまま、常に変わり続けている彼らの今を聴いてほしいです。
水槽のクジラ / spring cider girl
「ひかりをすくう」vol.3.4 とレコ発「なまえのない海」に出演してくれました。先月レコ発にてリリースした「たわいのないはる」より「spring cider girl」で参加してくれています。クジラの音楽の持つ憧憬や切なさ、彼らの青さは眩しい希望の光ではないけれど、深い暗闇の中でそっと照らしてくれるような、たしかな希望の光だと思います。12月にまた新しい音源をリリースします。
ソラミズツキヒ / 神様のコラール
「ひかりをすくうvol.2」と今回出演してくれます。新メンバー加入前からあり、再録した「神様のコラール」で参加してくれています。紹介は割愛します。
niente. / M4
「ひかりをすくうvol.3」に出演してくれました。ボーカルのアキホさんは「てんとせんvol.2」にも出演してくれています。先日、12月をもって解散することが発表されました。この「M4」は無料DLできるようにもなっています。イベントに来られない人はぜひDLしてください。解散するとしても彼らの音楽はずっと残っていくし、ずっと愛していけるから、ひとりでも多くの人に彼らの音楽が届くことを願って参加をお願いしました。
秒針 / 未来の花
「ひかりをすくうvol.4」に出演してくれました。秒針の音楽は本当にまっすぐで、聴いてるといつも励まされます。日々楽しいことだったり穏やかだったりすることだけを受け取って生きていきたいけど、そんなわけにもいかなくて時々俯いたり立ち止まったりするけど、そんな自分の手をぎゅっと握ってくれる音楽だと思っています。今の彼らがぎゅっと詰まった「未来の花」で参加してくれています。
Blueglue / ミッドナイトタクシードライブ
「ひかりをすくうvol.2」とレコ発「雨の日も、晴れた日も」に出演してくれました。長らく3ピースで活動、昨年ギターが加入し渡曾氏をスーパーコーチに迎え「ロマンチック」をリリースしました。このミニアルバムが本当に素晴らしく、コンピはこのアルバムから「ミッドナイトタクシードライブ」で参加してくれています。この選曲がちょっと意外だったんですがこの曲すごく格好いいので聴いてもらえるのが嬉しいです。
ベランダ / 早い話
「ひかりをすくうvol.4」「雨の日も、晴れた日も」に出演してくれました。今年1月にリリースした「Any Luck to You」が好評、ライブに引っ張りだこなベランダです。代表曲「早い話」で参加してくれています。彼らの音楽を一曲聴けばきっとみんな好きになるよって言いたくなるくらいにキャッチーです。
みつきゃすたー / 糸
「てんとせんvol.3」に出演してくれました。彼女の歌の美しさは聴いてもらえばわかるかと思います。流れる星のようにふっと消えてしまいそうなのに、ずっと心に残るような歌を歌う人です。今回は「糸」という、未音源の一曲を提供してくれました。
この日だけの無料配布音源です。来てくださる方が家に帰って大事に聴いてもらえたら嬉しいです。
イベントまであと1週間を切りました、まだまだ取り置き受け付けています!
「ひかりをすくう」は「誰かと誰かを繋ぐ一端となるイベント」を目指しています。
来てくれるお客様にいい日だったと思ってもらえるよう、出演者のみんなと一緒にいいイベントを作れるように大切にやります、よろしくお願いします。
せいら
9/28「なまえのない海」出演者紹介
2017.09.28.(thu.)
北堀江club vijon × ひかりをすくう pre.
水槽のクジラ 2nd single 「たわいのないはる」レコ発大阪編
「なまえのない海」 at 北堀江club vijon
act. 水槽のクジラ/asayake no ato/Anger Jully The Sun/Faded old city
Food.ミドリ
open/start 18:00/18:30
ticket ADV/DOOR ¥2,000/¥2,500(学生¥1,500) + 1D
当日のタイムテーブルを公開しました。
18:30~19:05 Faded old city
19:20~19:55 Anger Jully The Sun
20:10~20:45 asayake no ato
21:00~21:40 水槽のクジラ
レコ発の水槽のクジラは40分ステージとなります。レコ発ということでたっぷり演奏していただきます。他3組も35分とちょっと長めです。多めに転換時間を取っているので、フードを食べたりゆっくり物販を見たりしてもらえます。
また、今回は学割もあって(要学生証)、もちろん大学生まで学割使えます。
「なまえのない海」は水槽のクジラレコ発の冠がついていますが、他3組ももの凄く見てほしいと思っています。自分が企画しているどのイベントもそうですが、彼らの音楽を永く愛してくれる人との出会いの場所を作りたくて企画しています。4組で作る「なまえのない海」をぜひ受け取りにきてほしいです。
ということで今一度出演者のMVを紹介します。一緒に簡単な紹介文も書きます。
まず先に、この素晴らしいフライヤーを手掛けてくれたふたりについても言及しておきます。
絵はセリザワキリコさんに描いていただきました。水槽のクジラの音楽を聴きながら、タイトルとタイトルの意味を伝えて描いていただきました。
彼女はわたしのイベント用ロゴも描いてくれていて、とても静謐な絵を描くんですが、どこか滲み出るような熱を感じます。冷たい中のぬくもり、それがとても好きです。
色んなアーティストのジャケットやフライヤーも手掛けています。11月には個展も控えていますのでぜひチェックを。
twitter.comそしてデザインは小野麻美さんが手掛けてくれました。「ひかりをすくうvol.4」からお手伝いしてくれています。いつも伝えたコンセプトや要望から想像以上のデザインを出してきてくれるし、わたしが大事にしているものもちゃんと汲み取ってくれるのでとっても信頼しています。彼女自身はデザインの傍ら、秋田でSHARE!!というイベントも企画しています。
そして当日のフードですが、ミドリさん(アオニカエル)にお願いしています。普段からとっても美味しいご飯を作ってくれるんですが、今回の出演者の音楽のイメージで彼女にお願いしました。当日は転換に15分とっています、ゆっくりご飯食べてもらえると思うのでおなか空かせて来てくださいね。
それでは出演者の紹介です。
Faded old city (18:30~19:05)
Faded old city - L I G H T (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
トップバッターを務めてくれるのは、奈良出身のFaded old city。
2013年7月に奈良で結成。
Vo/Gt Youの爽やかながら突き抜け時に艶やかな歌声、それを支えるUKを感じさせる サウンドメイク、平均年齢20歳のロックバンド。
平均年齢が20歳と若い世代で、まだまだ方向性が定まっていないバンドも多いですが、彼らはやりたいこと・作りたい音楽・自分たちの見せ方をきちんとまとめて確立しているところが素晴らしいなと、初めてライブを観た時から感じています。「若いのにすごい」というワードでもって括りたくはないですが、それにしてもこの先がとても楽しみになるバンドです。パフォーマンスも演奏力も素晴らしい。スタイリッシュなステージングですが、ダイナミックかつバランスの良いドラムパフォーマンスが個人的にはとても好きです。
アルバム「CONTRAST」からMVにもなっている「LIGHT」がとても好きなんですが、「"The light" guides me to our dreams.」というサビの歌詞がとても印象的で好きです。普段企画しているイベントタイトルが「ひかりをすくう」なので、イベントに込めている想いにも通じるところがあって、イベントのことで悩んだりするときによく聴いています。全編英詞なんですが、MVには歌詞も表示されるので追いかけながら聴いてみてください、とっても素敵です。
Faded old cityは現在eo Music Try2017にエントリーしています。
上位25組に入っています。投票&応援コメント絶賛受付中ですのでぜひよろしくお願いします。
Anger Jully The Sun (19:20~19:55)
Anger Jully The Sun「youth」Official Music Video
ポストロック、オルタナティブ、ポップスなど様々なジャンルに影響を受けたキャッ チーでセンスあふれるメロディーと時に激しく、時に切ない感情豊かなバンドサウン ドを持ち合わせた幼馴染で集まった4人組ロックバンド。
札幌在住のアンジュリ、今年の見放題2017に急きょ出演という形で彼らのことを知った方も多いのではないでしょうか。出演キャンセルとなってしまったバンドの代わりに大抜擢され、トリ前のFANJ twiceのステージを立派に務めました。持って行ったCDはすべて売り切れ、多くの人の心をつかんだ彼らはその後も頻繁に関西へライブに来てくれています。
リリースしている音源はyouth/雨蝶の2曲入りしかないのですが、彼らのtwitter公式アカウントではライブ映像を頻繁にアップしてくれているのでぜひチェックしてください。音源の2曲とはまた違った曲が聴けます。
彼らのライブを観ていると、「聴いている人たちに届けたい・伝えたい」という想いがひしひしと伝わってきます。観ているうちに引き込まれて、最後の曲の頃には聴いてる側の心も熱くなります。
ひとつのライブのために札幌から遠征してくるのはとても大変だと思うのですが、こうやって頻繁に来てくれるというのは嬉しいことですし、その機会にぜひ関西の人たちに観てもらえたら嬉しいです。
asayake no ato (20:10~20:45)
asayake no ato - "Movielike" (Official Music Video)
2011年の結成以来、京都を拠点に活動中。クオリティの高い楽曲とVo.Gt.神社の心を揺さぶる歌声が特徴的。2014年11月1st mini album「Memories」で初の全国盤リリース。
ポストロック、エモの影響を受けた心地良いサウンドも印象的ながら、何よりも唄が刺さる時代の代弁者。2016年8月、2nd single「Climbers aim high」リリース。京都GROWLYでのレコ発企画2マン(w/ cinema staff)はチケット即完売、盛況に終わる。2017年4月、3rd single「Close Game」リリース。
美しいメロディーと細かく練られたアレンジ、asayake no atoは楽曲のアレンジクオリティが高くてなんとなく聴いていても気づけばついついじっと聴き入ってしまいます。Vo./Gt.神社くんの声の透明感と文学的な歌詞も聴き入ってしまう魅力のひとつです。
そして何よりも彼らのライブ、観ていると気づけば手を挙げたくなるような熱いパフォーマンスで観る人をぐっとつかみます。
asayake no atoは同い年なのですが(90年生まれ)、この歳になるとバンドを辞めていく人も増えていくんですが、彼らはそういう、一緒にやってきて辞めていった人たちを見送りながら音楽を続けています。彼らを見ているといつも「勝てなくても諦められない」ということをよく考えます。負けたくないことはたくさんある、いつも勝てなくて膝をつきそうになるけど、でもいつもあさやけに励まされています。まだやれる、まだ諦めたくないって。
そして、まだasayake no atoを知らない人たちに出会ってほしいと思っています。今の自分の、明日の自分の、何度でも背中を押してくれるよって言いたい。彼らは諦めたくない気持ちも悔しい気持ちも全部知ってるからこそ、誰よりも優しく頼もしく背中を押してくれます。
水槽のクジラ (21:00~21:40)
水槽のクジラ「たわいのないはる」Special Trailer
2012年結成の4ピースバンド。
2016年7月に1st mini album「かたちのおわり/かたちをかえて」を全国リリース。
2017年7月には下北沢ERAでワンマンライブ「わたしたちのうみのこと」を開催。
「青く滲んでいく熱、綺麗だった憧憬、希望の歌を。」
9月2日に2nd single「たわいのないはる」をリリースしました。今回はディスクじゃなくてDLコード付ポストカードでの販売です。(希望すればディスクも渡してもらえるようです)
収録されている3曲は「かたちのおわり/かたちをかえて」をリリース以降ライブで披露され、最近のセットリストではお馴染みになっています。
以前にもイベントに出演してくれていて、その時の紹介文でも書いているのですが、水槽のクジラの音楽はいつも、懐かしいいつかの景色を思い出させてくれます。それは遠く、もう戻れない鮮やかな景色だけどいつも切ない気持ちになる景色。そしていずれ褪せて、忘れていくような景色でもあります。彼らが現在までリリースしている音源は演奏技術面などの成長もそうですが、曲に込められている想いや情景が変化しているところも魅力だと思っています。誰しも年月を重ねるにつれて経験は増え考え方も変化していくものですが、彼らの曲そんな風に生きているように感じています。
今回リリースされた「たわいのないはる」をぜひ手にしてほしいのが一番ですが、ぜひ前作「かたちのおわり/かたちをかえて」も聴いてほしいです。
前述したように演奏技術もリリースを重ねるごとに上がっていて、単に上手くなっているというよりは「表現が豊かになっている」という方がしっくりくると思います。
今回のイベントタイトル「なまえのない海」というのは、彼らの音楽を聴いて着けました。明日にはもう忘れてしまうような些細な感情を、名前もないような想いは、いつかなにかをきっかけにして自分のもとに帰ってくるんじゃないかと思うことがありました。海の波は寄せてはかえすもので、そうやって帰ってくるなまえのない想いを海として「なまえのない海」というタイトルを着けました。
普段のイベントの時からいつも「誰かと誰かを繋ぐ一端となるイベント」をコンセプトに企画をしていて、今回も「水槽のクジラレコ発大阪編」という冠を着けてはいますが、いつものイベントと同じ想いで企画しています。レコ発として新しい音源を大阪に持ってきてくれるクジラをはじめ、asayake no ato Anger Jully The Sun Faded old cityにとっても新しい出会い--自分たちの音楽を永く愛してくれる人との出会い--のきっかけになれたらなと思っています。
4組と、今回フードを提供してくれるミドリさんと、vijonのスタッフのみんなと一緒に、来てくれる方が「来てよかった」と思ってもらえるイベントになるように、一緒に大事に「なまえのない海」を作ります。どうか受け取りに来てください。
チケット予約は各出演者、わたしのtwitterDMかHPのコンタクト、会場であるvijonからも受け付けています。もうあと20日切ってます、よろしくお願いします。
9/28 「なまえのない海」 について
本日解禁になりました、北堀江club vijonと一緒に水槽のクジラレコ発大阪編をやります。
今回は解禁内容と出演者の簡単な紹介、そしてイベントタイトル「なまえのない海」についてまとめました。ぜひチェックして、9月28日遊びにきてください。
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2017.09.28.(thu) at 北堀江club vijon
ひかりをすくう×club vijon pre.
水槽のクジラレコ発大阪編
「なまえのない海」
アクト
水槽のクジラ
asayake no ato
Anger Jully The Sun
Faded old city
フード:ミドリ
open/start 18:00/18:30
ticket 一般¥2,000/学生¥1,500 +1D
(解禁用にいつもお世話になっている小野麻美さんがフライヤーをデザインしてくれました。正式なフライヤーはただいま制作中です、楽しみにしててください。)
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▷水槽のクジラ(東京)
HP:http://suisounokujira.com/
twitter: @suisouno_kujira
2012年結成の4ピースバンド。
2016年7月に1st mini album「かたちのおわり / かたちをかえて」を全国リリース。
2017年7月には下北沢ERAでワンマンライヴ「わたしたちのうみのこと」を開催。
「青く滲んでいく熱、綺麗だった憧憬、希望の歌を。」
▷asayake no ato(京都)
HP:http://asayakenoato.net/
twitter: @asayake_no_ato
2011年の結成以来、京都を拠点に活動中。クオリティの高い楽曲とVo,Gt.神社の心を揺さぶる歌声が特徴的。2014年11月1st mini album 「Memories」で初の全国盤リリース。
ポストロック、エモの影響を受けた心地良いサウンドも印象的ながら、何よりも唄が刺さる時代の代弁者。
2016年8月、2nd single「Climbers aim high」リリース。京都GROWLYでのレコ発企画2マン(w/ cinema staff)はチケット即完売、盛況に終わる。2017年4月、3rd single「Close Game」リリース。
▷Anger Jully The Sun (札幌)
HP:https://drum28jullythesun.wixsite.com/angerjullythesun
twitter: @JullyTheSun
ポストロック、オルタナティブ、ポップスなど様々なジャンルに影響を受けたキャッチーでセンス溢れるメロディーと時に激しく、時に切ない感情豊かなバンドサウンドを持ち合わせた幼馴染で集まった4人組ロックバンド。
▷Faded old city (奈良)
HP:http://fadedoldcity.jp/
twitter: @Fadedoldcity
2013年7月に奈良で結成。
Vo/Gt Youの爽やかながら突き抜け時に艶やかな歌声、それを支えるUKを感じさせるサウンドメイク、平均年齢20歳のロックバンド。
▷タイトル「なまえのない海」について。
日々生きて誰かと関わるなかで生まれては消えてゆく小さな名前のない感情や想いはどこかで集って自分のなかで海になっているんじゃないか、海の、よせてはかえすさまのように、忘れたように思っていてもどこかでまた自分の傍にかえってくるんじゃないか、というようなことを水槽のクジラを聴いていて思ったところからつけました。
遠くへと流れていく名前のない想いや感情には、いつか自分の傍に戻ってくる時に名前がついているかもしれない。過去のことがいつかの未来で意味を成すかもしれない。今回の4組は、それが自分の傍にかえってくる時、それの名前を知る時、傍にいてくれる音楽だと思っています。"その時"は幸せな瞬間かもしれないし、もしかしたら悲しい瞬間かもしれない。でもどんな時でもきっとそれぞれの形で聴く人の糧になってくれる音楽だと思っています。その音楽との出会いの一端になれる日になりますように、そんな風に希望を託した名前をつけました。
水槽のクジラのレコ発ですが、出演してくれる3バンドのことも同じだけ出会ってほしい気持ちでいっぱいです。似通った部分が少ないと感じるかもしれないですかわ、彼らの音楽が持つ希望のかたちはそれぞれ違って、それぞれが聴く人の光になってくれると思っています。
この日を気に留めてくれたら嬉しいです、ぜひ遊びにいらしてください。
せいら